みらいたうん ~SDGsとユカイな17のなかまたち~

あっ、ヘルメットを忘れちゃった!? じてんしゃにのるときのルールって?

ヘルメットを忘れるテンビーロウ

新年があけた みらいたうん。
テンビーロウと コキノリンとで、はつもうでに 行くことになりました。

家から じてんしゃを おして出てきた テンビーロウ。そのすがたを見て、コキノリンが話しかけます。
「あけましておめでとう! あれれ、テンビーロウ、ヘルメットは?」

「……え?」

するとテンビータ父さんが、あわててうしろから走ってきました。
「テンビーロウ~! ヘルメット、わすれてますぞよ~!!」

「あっ! ごめんなさい、お父さん!! ……でも、ヘルメットってめんどうだなあ」

テンビーロウにヘルメットの大切さを説くテンビータ

それを聞いたコキノリンが、テンビーロウに言いました。
「じてんしゃにのるときは ヘルメットをしたほうがいいよ。ぼく、このあいだ、じてんしゃに のっているときに よろけて、でんちゅうに 頭をぶつけちゃったんだ。でも ヘルメットをかぶっていたから、けがを しないで すんだんだよ」

「それは たいへんでしたね」とテンビーロウ父さん。
「コキノリンの言う通りですぞよ、テンビーロウ。じてんしゃに のるときのルールは おぼえていますか?」

「そうだった、まずはヘルメットをかぶる、からスタートだった!」

自転車に乗っているコキノリンとテンビーロウ

ヘルメットをかぶって、ふたりは どうろを ゆっくりと走りはじめました。

「まがり角だよ。いちど止まって 車が来ないか かくにんだね!」

「おうだん歩道だ! 青になっても車が来ないか、かくにん、かくにん!」

「じてんしゃって きもちいいね~!」
そうテンビーロウが じてんしゃにのりながら コキノリンに話しかけた しゅんかんのこと……。

「あぶないっ!!」
なんと、目の前を歩いている人と ぶつかりそうに!!

「ごめんなさい!」
テンビーロウは すぐさま じてんしゃを止めて あやまりました。

神社に到着して初詣をするコキノリンとテンビーロウ

「じてんしゃに のるときは、自分の あんぜんだけでなく、ほかの人の あんぜんも考えなきゃいけないんだね。だれかを きずつけないように、気をつけなくちゃ……」
あやまるテンビーロウを見て、そうぽつりとつぶやくコキノリン。

それからふたりは、しんごうや 車だけでなく、まわりを歩く人や じてんしゃをよく見て、気をつけながら じてんしゃを こぐようになりました。

そして、ついに、じんじゃに とうちゃく!
「この1年が、けんこうで あんぜんな 1年になりますように!」

おいのりを すませたら、こんどは家へともどります。
「すっかり くらくなっちゃったね。さあ、ライトをつけて帰ろう!」

「帰りも気をつけて うんてんしよ~!」

いつの間にか あんぜんうんてんが みについたテンビーロウとコキノリン。ルールをまもって、あわてず、のんびり。冬の つめたくきもちいい風を あびながら、あたたかい わが家へと むかうのでした。

じてんしゃは とってもべんりな のりものじゃ。しかし、きけんなめんもある。スピードを出しすぎると ころんで大けがをしてしまったり、人や車にぶつかって じこにつながってしまったり……! ルールをまもらず らんぼうな うんてんをすると、自分だけでなく人を きずつけてしまうこともあるので、「かならずルールをまもって」うんてんしよう。

では、どんなルールがあるんじゃろうか? とくに大切なルールは ぜんぶで7つ。下に書いてある7つのルールをしっかり守って、あんぜんうんてんを心がけよう。
①かならずヘルメットをかぶる
②歩道では ほこうしゃゆうせん。歩いている人に道をゆずる
③こうさてんでは 左右をかくにん。しんごうをよく見て、青になったら走り出す
④ふたりのりは、バランスをくずしやすく きけんなため、ぜったいしない
⑤よこにならんで走るのは、人や車とぶつかる かのうせいがあり きけんなため、ぜったいしない
⑥くらくなったらライトをつけよう
⑦じてんしゃは じどうしゃの仲間。中学生になったら車道の左はしを走る

そしてなにより、「スピードを出しすぎないこと」「まわりの人や車をよく見て、思いやりをもって うんてんすること」が大切じゃ。べんりな のりもの だからこそ、おちついて、あんぜんに うんてんするように するんじゃぞ~!

ターチャーのかいせつ

まちのじゅうにん -町の住人-

気球船

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