みらいたうん ~SDGsとユカイな17のなかまたち~

でんきを消して、ゆっくり過ごそう! みらいたうんのキャンドルナイト

キャンドルナイトに向けて、広場でキャンドルを作っている様子

12月に入り、みらいたうんは、すっかりクリスマス一色に! まちじゅうが 楽しそうなふんいきで あふれています。
おや? 今日はみんなで なにかを作っていますよ。近づいてみましょう。

「いらっしゃい! 今日はみんなで キャンドルを作っているんですよ!」
「いるんですよ!」

エネビーンズたちが、元気に話しかけてきてくれました。聞けば、へいわをいのるきもちや、エネルギーを大切にしようという思いをこめて、みんなで オリジナルのキャンドルを作っているのだそう。

「このキャンドルをつかって、キャンドルナイトを行うのです!」
「のです!」

「冬至(とうじ)の日に かいさい しますので、ぜひ来てください! なにかすてきなことが おきるかもしれませんよ!」
「ませんよ!」

飾りつけをしたクリスマスツリーの周りに集まるみらいたうんの仲間たち

そして、冬至(とうじ)の日がやってきました。
みらいたうんを見回すと、どうろの わきや 広場など、あちらこちらに キャンドルが ならべられています。広場には テントやハンモックがセッティングされ、なにやらすてきなキャンプ場のような ふんいきです。

「みんな、来てくれてありがとう! もうすぐはじまりますよ!」

「10! 9! 8!……」
広場の中心で、カウントダウンが はじまりました。

「……3! 2! 1! ゼロ~~~!!!!!」

火のともるキャンドルを囲み うっとりとした様子の仲間たち

するととつぜん、まちのイルミネーションや お店の電気が きえました。かわりにキャンドルに火がともされ、キラキラと いっせいに かがやき出します。

「うわぁ~、きれい~!」
いたるところから うっとりしたようなため息や、よろこびの声が……!

「キャンドルナイトは、毎年、夏至(げし)と冬至(とうじ)の日に やっているんですよ。みらいたうんが キャンドルのあたたかな光で てらされる、とても うつくしく ロマンチックなイベントなのです!」
「なのです!」

照明を消して、地球のことを考える仲間たち

「キャンドルナイトの夜は、エネルギーのさくげんを めざし、まちじゅうの しょうめいを けして、みんなで ゆったりとすごします。キャンドルのほのおを 見つめながら ちきゅうのことを考える きっかけにしよう……、そんな思いで かいさい しているんですよ」
「ですよ!」

「ポイントは『みんなでとりくむ』こと。こうして 一人ひとりの力が あつまると、大きな力に なるんです。たっせいかんや よろこびも ぐ~んと大きく広がります!」
「ますます!」

みらいたうんのとりくみが、もっともっと ほかのまちにも広がるといいね。キャンドルのほのおに包まれて、心まであったかくなりました!

キャンドルナイトは、2001年にカナダで はじまった、「自主停電運動(じしゅていでんうんどう/電気をけすとりくみ)」が きっかけになって 広まったとりくみだと 言われているんじゃ。日本に入ってきたのは2001年~2002年ごろ。かんきょうかつどうに かかかわる人たちが きょうりょくし、まずは夏至(げし)の日に、東京のカフェで、しょうめいを けして キャンドルを ともす というかつどうを スタートさせたという。そこから少しずつ ひょうばんが広がって だんだんと 大きなとりくみに。げんざいは、カフェ、公園、お寺など、ぜんこくかくち さまざまなばしょで、夏至(げし)と冬至(とうじ)の日に キャンドルナイトが かいさい されているんじゃよ。
時間は20時~22時の2時間だけ。この2時間は、キャンドルナイトに さんどうする人、きぎょう、まちのたてものから 電気がきえる。今年の冬至(とうじ)は、12月22日(金)。みんなも12月22日の20時~22時は 電気をけして、キャンドルのあかりで、のんびり すごしてみては いかがかのう?

ターチャーのかいせつ

まちのじゅうにん -町の住人-

気球船

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